エントリー開始と同時に、いよいよ選考が始まります。
第一の関門は書類審査です。

- 書類で落ちるのが一番もったいない! -
目次
2.やっぱり大事だった自己分析
3.3つの要素で抑える自己分析一覧
(2200字 , 読了時間4分程度)
1.要求される書類
キャリア採用の選考では主に、①履歴書 ②職務経歴書 の2点を要求されます。
①履歴書
みんなが親の仇の次くらいに嫌いな手書きのアイツ。
フォーマットについては「転職 履歴書」でググりましょう。
②職務経歴書
新卒採用にはなかったヤツ。これまでの職務経歴と、資格や保持スキルを記載する、いわば自分自身をプレゼンするための書類です。手書きじゃなくてOK。
重要ポイントは2点
・履歴書の「志望動機」の作りこみ
・職務経歴書の「経歴欄」の魅せ方
皆さん、嫌いですよね志望動機。一生懸命書くんだけど、なんか中身が薄っぺらくて恥ずかしい文章になる。わかります。でもそれって実は自己分析がきちんとできていないせいなんです。
2.やっぱり大事だった自己分析
新卒採用の時、自己分析って徹底してやっていましたか?あんなの意識高い系がやるもので、自分には関係ないとか思ってませんでしたか?
書類選考、面接は自分を売り込むためのプレゼンテーションです。例えば仕事で新商品の販促を任されたとして、担当商品の分析をせずに広告出したりプレゼンする人はいないですよね。
そんなわけでやっぱり自己分析は大切です。面倒くさそうに見えますが、最初に必要項目を洗い出してやるとすんなり終わります。
・押さえるポイント
①自己分析は、企業分析とセットで行います。前面に出す自身の長所やスキルが、企業のニーズとマッチするよう全体の流れを意識しましょう。
②愚痴や中傷など、ネガティブなことは挙げない。現状への不満からではなく、未来への希望から転職を志す姿勢を見せること。
3.3つの要素で抑える自己分析一覧
それではさっそく分解していきましょう。必要な要素は以下の4点です。
1.自分はこれまで何を経験してきて、何ができるのか/何がしたいのか
2.志望企業はどんな会社で、どんな環境を与えてくれるのか/何ができるのか
3.転職の動機は何か
4.環境分析
1.自分はこれまで何を経験してきて、何ができるのか/何がしたいのか
なぜその会社に入社したのか
これまでどんな会社にいたのか(業種、規模、社風)
これまでどんな業務をこなしてきたのか
仕事をするうえで何を大切にしているか
これまでの仕事で最も大きな成功体験は
なぜ成功することができたのか
その成功から何を学んだか,次はどうする
これまでの仕事で最も辛かったことor失敗は
なぜ失敗したのか
その失敗をどのように乗り越えたのか
その失敗から何を学んだか,次はどうする
辛かった時期、どうやってストレスを解消したのか
どんな業務を一番得意としているか,それは何故か
どんなスキルや資格を得たのか
自分が人より優れていると思うところはどこか,それは何故か
自分の欠点はどこか,どう改善しようとしているのか
どんな人と仕事がしたいと思うか,それは何故か
どんなタイプの人が苦手か,それは何故か
これからどんな仕事をしたいと思っているのか,それは何故か
将来どんなポジションに就きたいと思っているのか,そこで何を成したいのか
どのように成長したくて、そのためにはどんな経験が必要か
プライベートでの目標は何か
ストレスはどのように発散しているか
2.志望企業はどんな会社で、どんな環境を与えてくれるのか/何ができるのか
どのような歴史を経て発展してきた会社なのか
会社が抱えていると思うリスクは何か
これからどのように発展していく会社か,どう解決していくべきか
そこでどんな仕事がしたいのか
なぜその仕事がしたいと思うのか
その仕事で生きる自分の経験やスキルは
どんな仕事で、どのように会社に貢献できると考えているのか
その仕事を通して、自分はどう成長したいと考えているのか
現職の会社より優れている点は
現職の会社より劣っている点は
自分が中途で入社することで、周囲にどんな刺激を与えられるか
そこの社員より、自分が優れている点は(業務スキルで述べる)
そこの社員より、自分が劣っている点は(業務スキルで述べる),どう補うのか
3.転職の動機は何か
現職のどんなところが良いと思っているか
現職のどこに課題を感じているか
転職で重要視することはなにか
何が満たせなければ転職しない、というボーダーはどこか
家族は転職に対してどう思っているのか
入社にあたって引っ越しは可能か
給与はいくらを希望しているのか(現状の給与はいくらか)
入社にあたって就きたい役職は
4.環境分析
市場環境において、現職はどのような状況か,展望は
市場環境において、志望企業はどのような状況か,展望は
今後、必要となる人材(スキル)はどのようなものか
ざっとこんなもんでしょうか。繰り返しますが全体の整合性を意識して矛盾がないかを確認しましょう。あとはこれらを志望企業のニーズに合わせて組み合わせるだけで簡単に志望動機を書くことができます。上記内容がきちんと整理できていれば「論理的で、現状認識能力のある人」と評価してもらえるでしょう。
書類選考のコツについて、もうすこし詳しくSTEP6で解説しているのでそちらも参考にしてみてください。
また、これらは全て面接でも問われる内容です。これで面接対策も9割カバーできますので、ここでキッチリ仕上げておきましょう。面接についてはSTEP7で詳しく解説していきます。